今回のTokyo Coffee Festival 2016 springでは、「コーヒーのおとも」に注目。フードシーンで注目をあつめるパティシエたちとつくるオリジナルのスイーツが登場します。そのうちの一つが、昨年末に代々木八幡にオープンし、地域に欠かせないお店となりつつあるビストロ『Path』と、Farmer’s Market @ UNUに出店している卵農家の『にわとり村』がコラボレーションした限定プリンです。
オーナーパティシエである後藤祐一さんと、にわとり村の農場を訪れたのは今年の4月。辺りでは畑一面に菜の花が咲き渡る季節。広々とした鶏舎の周りに様々な果樹が植わっているにわとり村の農場は、まるで桃源郷のようでした。
祐一さんも鶏舎に入り、一緒に卵の採集をさせてもらいました。鶏たちが驚いてしまうので、素早い動きは厳禁。「コッコッコー」と鶏の鳴き声の真似をしながら、慎重に鶏舎の中に入っていきます。
実は今回、最初はこの卵でシュークリームをつくってもらえないかと相談にいきました。すると、「卵の味をよりダイレクトに伝えるなら、カスタードクリームにするよりも、プリンで食べてもらうのがいいんじゃないか」と祐一さん。試しに持って行った卵を割ってみると、あまりの白身の弾力に、「こんな卵見たことない」と思わずテンションが上がります。
本当に弾力がすごいので、たまにお客さんから「プリプリ過ぎて白身が混ざらない」というクレームにも似た声をいただくこともあるんだとか。笑
農場にも行き、何度も試作を重ねながら、レシピと焼き具合を調整してきた『にわとり村の卵』。コーヒーのおともにピッタリなここでしか味わえない逸品です。1日限定150個の販売。どうかお見逃しなく。
*5月21日(土)はFarmer’s Market @ UNUに『にわとり村』の出店もあり、卵もご購入いただけます